Emvino(エンビーノ)
IAQ(室内空気質)モニター


Emvino(エンビーノ)の特長
●Emvino(エンビーノ)について
・IAQをもとに、CO2濃度換算値や統計的IAQを表示可能です。
・測定項目は、①温度 ②湿度 ③気圧 ④IAQ(簡易測定)の4種類。
・独立してクラウドへのデータ送信可能な通信機能を使用。
(WIFI,3Gモデル)。
・このため、企業内のネットワークに介入せず、安全なIoT環境
を構築できます(3Gまたは専用WIFI)。
・クラウドに送信されたIAQその他の測定データを可視化する
システムを利用できます。
・VOCに加えアンモニアなど幅広い種類のガスに感応性があります。

●選べる、3タイプのEmvino(エンビーノ)
・スタンドアローン…通信機能なしのタイプです。
本体代金以外の運営コストが不要です。可視化システム非接続。
・WIFIタイプ…専用回線でSORACOM LAGOONに接続。
可視化システムを使用できます。
・3Gタイプ…3Gモデムを搭載。
専用回線でSORACOM LAGOONに接続。
本体のみでクラウドにデータを送信できます。

IAQ(室内空気質)とは?
・「空気質(くうきしつ)は、一般に建物内等の空気中のガス成分量
を指します。略称はIAQ (indoor air quality) 。この "indoor" を
明示した「室内空気質」という表現も用いられます。
・IAQ悪化の原因はVOC(揮発性有機化合物)です。
・また、IAQは呼気にも反応して変化します。
・IAQをEmvino(エンビーノ)によって簡易測定・統計処理すること
により、IAQの向上に「発生源の抑制」と「換気の促進」の両面
から取り組むための指標を得ることができます。
・このページの下部に、室内空気質(IAQ)と、Emvino(エンビーノ)
の機能についての説明があります。

換気のタイミングを「色」「音」でおしらせ!
Emvino(エンビーノ)には、室内の空気の状態をわかりやすくお知らせするための機能が搭載されています。換気のタイミングや混雑度を、数値や色・音によって知ることができ、いつでも室内の空気をベストな状態に保つことに役立ちます。
1)通常モード
「IAQ」「統計的IAQ(S-IAQ)」「二酸化炭素濃度換算値(ppm)」の3つの指標でお部屋の中の空気の状態(室内空気質・IAQ)を表示します。
また、グラフ機能により、IAQがどのように推移しているかも知ることができます。

2)換気アラート
「統計的IAQ」が200を超える状態が続くと「換気をしてください」という表示がパネル上にあわられ、同時に音でも注意を喚起します。
この状態は、S-IAQの状況が改善されるまで続きます。

3)信号モード
Cボタンを1秒押すことで、S-IAQの表示を色と数値で行う信号モードに変更可能です。室内の空気の状態をよりわかりやすく、感覚的に把握したいときに適しています。

3つのIAQ測定指標を表示
●Emvino(エンビーノ)の3つIAQ測定指標
Emvino(エンビーノ)にはBOSCH SENSORTECH社製センサー・BME680が使用されています。また、BME680のために同社より提供されているライブラリ「BSEC」およびその周辺のプログラムを使用しています。
これらのテクノロジーによりEmvino(エンビーノ)では3つの簡易的なIAQ測定指標を提供しています。
①IAQ
Emvino(エンビーノ)が提供するIAQ指標。原則として、この出力は、0から500までの値を持ち、1の解像度で、周囲で利用可能な空気の質示したり定量化したりします。上のカラーバーは、各数値の評価の目安です (BOSCH SEN-SORTECH社のマニュアルによる) 。
②統計的IAQの数値(IAQ平準値、S-IAQ)
Emvino(エンビーノ)には、設置された環境におけるIAQの変動特性を不揮発性メモリに記憶し、統計処理するアルゴリズムが採用されています。そのため、測定の瞬間ではなく、より平準化されたIAQを得ることができます。
③二酸化炭素換算値(eCO2)
IAQを、二酸化炭素濃度(ppm)に換算した数値を表示します。二酸化炭素濃度は室内の空気汚染の一つとされ、「ビル管理法における空気調和設備を設けている場合の空気環境の基準」等では、1000ppm以下とされています。

IoTのエキスパート企業による可視化システム!
●IoTサービスのエキスパート企業・ソラコムのサービスを使用
Emvino(エンビーノ)WIFI/3Gタイプは、日本有数のIoTエキスパート企業である、㈱ソラコム(SORACOM、KDDIグループ)の通信サービスの使用を前提に設計されています。SORACOMのネットワーク/IoTサービスを使用することによって、安全でどなたにもわかりやすい可視化サービスの提供を実現しています。
●SORACOM IoT SIMによる通信サービス
3Gタイプの通信ユニットには、SORACOMが提供している 「M5Stack用 3G拡張ボード」を使用。ソラコムの提供している「IoT SIM」カードを取り付ければ、格安の通信コストでクラウドへダイ レクトに測定データを送信できます。
また、WIFIタイプではLTE SIM対応ルーターを使用することによって、複数のEmvino(エンビーノ)からクラウドへ同時にデータ送信が可能になり、オフィスやショッピングモールなどの大空間をカバーする測定が可能になります。



●Emvino(エンビーノ)WIFIタイプによるマッピング
Emvino(エンビーノ)WIFIタイプをLTE SIM対応ルーターで複数接続することにより、場内マップを連携した強力な可視化システムを構築可能です。オフィスやショッピングモールなどの換気対策や、イベント会場での来場者向けの可視化サービスなどに効果を発揮します。


●多彩な表現力
可視化のダッシュボードにはわかりやすく、多彩な表現力を有したパネルを多数用意しています。シードプラスで標準的にセッティングしているもののほかに、お客様のご要望に応じたパネルを組み合わせることも可能です。
また、必要に応じて測定値によるアラートをLINEメッセージで送信することも可能です(オプション)。

