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技術TIPS:「WIFIルータの通信状況をメールで通知」SORACOMイベントハンドラーについて

●現場での困りごと

 建設現場などで仮設の電源を使用してWIFIルータを運営していると、ときとして意図しない理由で電源が切れ、データの送信がストップしてしまう事象に遭遇します。私のお客様でも、仮設電源でWIFIルータを運用している方がいますが、現場の方の手違いや電気工事の都合上WIFIルータの電源が落ち、気づかないまま数時間が過ぎたということがありました。

 IoTに特化した通信ネットワーク企業・SORACOMでは、SORACOM IoT SIMのユーザーのために通信の開始/切断などのイベントをメールなどで通知するサービス「イベントハンドラー」が用意されています。ユーザー自身がSIMの運用状況に対して各種の監視を設定できます。

 今回はあるお客様のご協力を得て、現場で運用されているWIFIルータ(LTE-SIM対応)の通信状態の監視に使用してみました。

 なお、SORACOMには可視化サービス「SORACOM LAGOON」で特定のイベントに対するアラートをメールなどで通知する機能があります。今回はLAGOONを使用していない条件下で使用できるイベントハンドラーで、「ルータの通信状況が変わったらメールで通知」という機能を試してみました。



●イベントハンドラーとは

 イベントハンドラーは、現在SORACOMよりLimited Previewとして現在提供されています。使用に際しては申請が必要なほか、いくつかの条件があります(それほどハードルは高くありません)。

 具体的な機能としては、イベントハンドラーはSORACOM IoT SIMを使用した通信のデータ通信量、SIM のステータス変更などを条件に設定し、この条件を満たした場合にアクションを実行できる機能です。アクションには、メール通知、速度クラスの変更、ステータスの変更のほか、WebhookやAWS Lambdaファンクションなどを実行できます。  ユーザーはイベントハンドラーを使用することで、通信を管理したり通知を受けることができます。

<使用の例(SOARCOM 公式ブログより>

· データ通信量が月に 1GB を超えたら、SIMを休止状態(通信できない状態)にする

· データ通信量が 1日10MB を超えたらメールで通知する

· SIM が通信を開始して Active になったら 特定のWEBサービスを を呼び出す


 今回は「通信が始まった時に、メールで管理者に通知する」という設定で建設現場に設置してあるWIFIルータ(SORACOM IoT SIM対応)で実験してみました。




●結果:OFFだったルータがONになると、こんな通知が来ます。



 休み明けの月曜日、朝の始業時にちゃんとルータの起動と同時にメールが届きました。

今回は「通信が始まった時に、メールで管理者に通知する」という設定で実験してみました。ちょうど現場がお休みになり、仮設電源もオフになるタイミングでイベントハンドラーを設定しました。



 時間的には、通信が開始されてからほぼ時間を空けずしてメールで通知が来ていました。ただし、「通信が切断された時に、メールで通知する」という設定では、通信の切断状況によっては、メールで通知されるまで1時間程度必要となる場合もあるとのことです。しかし、通信状況に変化が生じた際にメールが来れば何かと便利な場合が多いことでしょう。

 通信量の監視など、本来の機能と合わせてぜひお試しください。 






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