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執筆者の写真Maeshima Takeshi

2020年を振り返って

2020年を振り返って


 2020年は、シードプラスにとってIoTビジネスのスタートの一年になりました。本来であれば、2月に開催される予定であった「インターペット展」というイベントで、昨年末から試作を重ねた小動物向けの温湿度監視デバイスを展示する予定でしたが、中止となってしまいました。その後の流れからすればインターペットの中止は一連の自粛の始まりに過ぎず、大変残念なことに予定していた多くのイベントが中止となってしまいました。

 しかし、同じ理由で幸運も舞い込みます。あるイベントが中止になったおかげ(?)で㈱ソラコムのIoTセミナーに参加することが出来たのです。開催日の3/17という日付もしっかり覚えています。IoTセミナーは、2020年のリアル開催では最後になっているようです。受講生は普段の十分の一。講師のMAXさんはこの世界では知らぬ人はいないという存在でしたが、ほぼ独占状態でセミナーを受けることが出来ました。

 技術的なこともさることながら、ソラコムのサービスは、自分の中にあったIoTに関する問題を解決してくれました。ソラコムについて学ぶにつれ「顧客のセキュリティを侵さない、安全な通信の確保」「ユーザーの制約がすくない、使いやすいサービス」という考え方こそがこれからのIoTサービスを考えていくうえで非常に重要であると確信しました。また、スタッフの方々も技術・営業・コールセンターすべての方々が非常に高水準な対応をしてくださり、これらの点からもシードプラスのビジネスの基幹部分にソラコムを据える決断をいたしました。

 夏まではほぼ客先の訪問することが不能となりましたが、ZOOMセミナーへの参加や製品開発を続け、9月の終わりには独自ブランドのIAQ(室内空気質)モニター・「Emvino(エンビーノ)」を発表いたしました。Emvino(エンビーノ)はコロナ対策にも応用できる、簡易式のIAQモニターです。現在、オフィスや店舗・福祉施設など幅広い層のお客様に使用していただいています。


2021年は、2021年に培ったものの上に、さらに上質なものを積み重ねていきます。最後になりますがシードプラスのお客様・ご支援いただきました協力企業・パートナーの皆様に心よりお礼を申し上げます。



2020年12月 シードプラス前嶋武



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